Pipenest — 進行管理

Pipenest マニュアル

Scriptnest のアセットと Boardnest のカットを取り込み、工数をつけてスケジュールに落とし、ローカルPCの作業フォルダを用意するまで。進行管理のひと通りを、実際の画面で追いかけます。

全 6 章 / 26 項目 ・ 画面キャプチャ 33 点

1作品(プロダクション)をつくる

Pipenest の作業単位は「作品(プロダクション)」です。ひとつの作品に、Scriptnest の脚本と Boardnest の絵コンテを紐づけておくと、以降のアセットとカットの取り込みが自動で行えるようになります。

作品の作成と連携先の指定

作品を新しくつくる#

作品一覧の「+新しい作品」から作成を始めます。ここで作った作品が、以降のアセット・カット・スケジュールをまとめる入れ物になります。

作品一覧から新規作成
作品一覧から新規作成

工程テンプレートと連携プロジェクトを選ぶ#

作品名を入力し、工程のテンプレートを選びます。あわせて、この作品に紐づける Scriptnest と Boardnest のプロジェクトをここで指定します。先に指定しておくことで、あとの取り込みが一度の操作で済みます。

作品名・工程テンプレート・連携先の指定
作品名・工程テンプレート・連携先の指定
作成の実行
作成の実行

作品を開く#

作成した作品カードの「開く」から中に入ります。

作成された作品を開く
作成された作品を開く

ダッシュボードの見方

現状サマリーで全体を把握する#

作品に入ると最初にダッシュボードが表示されます。総工数と作業員数、アセット・カット・タスクそれぞれの完了率と内訳(未着手/作業中/確認/完了/保留)が並び、下段には紐づけた Scriptnest・Boardnest のプロジェクト名が出ます。左のサイドバーから、自分のタスク、スケジュール、アセット、カット、音声、作業員、工程、アクティビティ、共有、設定へ移動できます。

ダッシュボード画面
ダッシュボード画面

2デスクトップアプリを入れる

Pipenest はブラウザだけでも使えますが、ローカルPC上のフォルダ作成やレンダリングを扱うにはデスクトップアプリが必要です。Web版とデスクトップ版は同じ作品を見ており、どちらから操作しても内容は共通です。

導入と更新

アプリをダウンロードする#

サイドバー左下の「デスクトップアプリを入手」から、使っているPCに合ったインストーラがダウンロードされます。

デスクトップアプリの入手
デスクトップアプリの入手

インストールして起動する#

インストールすると、Web版ではできないローカルPC側の操作(作業フォルダの作成やレンダリングなど)が使えるようになります。閲覧や進行の確認だけならWeb版のままで構いません。

インストール
インストール
デスクトップ版の起動
デスクトップ版の起動

アップデートに気づく#

新しいバージョンが出ると左下に案内が表示されます。案内からダウンロードしてインストールしてください。

アップデート案内
アップデート案内

3ローカル環境と工程を設定する

取り込みやスケジュールを始める前に、この作品で使う「工程」と、作業する「マシン」を先に決めておきます。工程ごとの工数を入れておくと、あとで取り込んだアセットとカットに自動で反映されます。

ローカルエージェントの設定

設定ページを開く#

サイドバーの「設定」から、このPCで使うための設定を行います。

設定ページ
設定ページ

DCCツールを登録し、エージェントを起動する#

使用するDCCツールを登録し、ローカルエージェント(このPC上に立てるサーバー)を設定します。マシン名を保存すると、エージェントが起動します。

DCCツールとローカルエージェントの設定
DCCツールとローカルエージェントの設定

マシンを登録し、作業パスを指定する#

エージェントが起動するとマシンが登録されます。あわせて、このPC上でプロジェクトを置くパスを指定します。

マシンの登録と作業パスの指定
マシンの登録と作業パスの指定

工程と工数

工程ごとの工数を決める#

「工程」ページで、この作品で通す工程と、それぞれにかかる工数を設定します。ここで入れた工数が、次章で取り込むアセットとカットの見積もりの土台になります。

工程の設定
工程の設定
工数の入力
工数の入力

4Scriptnest・Boardnest から取り込む

作品づくりで最も手間のかかる、アセット表とカット表の作成を取り込みで済ませます。脚本と絵コンテが更新されても、Pipenest 側で作り直す必要はありません。

アセットの取り込み

Scriptnest から取り込む#

「アセット」ページの「Scriptnest から取り込み」を押します。

アセットの取り込み実行
アセットの取り込み実行

工数を確認・調整する#

Scriptnest に登録されているアセットが取り込まれ、前章で設定した工数が反映された状態で並びます。アセットごとに工数を個別に調整することもできます。

取り込まれたアセットと工数
取り込まれたアセットと工数

カットの取り込み

Boardnest から取り込む#

「カット」ページを開き、「Boardnest から取り込み」を押します。

カットの取り込み実行
カットの取り込み実行

カット表ができあがる#

Boardnest のカットがすべて取り込まれ、設定した工数つきでリストになります。絵コンテの完成が、そのまま制作リストとして現れます。

取り込まれたカット一覧
取り込まれたカット一覧

5スケジュールを組む

取り込んだアセットとカットの工程は、最初はすべて「未スケジュール」に並びます。これを作業員に割り振って、ガントチャート上の予定に変えていきます。手で並べることも、AIに言葉で指示することもできます。

作業員の登録と手動の割り振り

作業員を登録する#

まず「作業員」ページで、名前・役割・稼働時間を入れて登録します。稼働時間を入れておくと、割り振りのときに無理のない範囲が分かります。

作業員の登録
作業員の登録

未スケジュールのタスクを見る#

「スケジュール」を開くと、アセットとカットの各工程がタスクとして未スケジュール欄に並びます。

未スケジュールのタスク一覧
未スケジュールのタスク一覧

ガントチャートにドラッグして割り振る#

画面下部のガントチャートに、登録した作業員が並びます。タスクを作業員の行にドラッグすると、その担当・その期間の予定になります。

ガントチャートへの割り振り
ガントチャートへの割り振り

AIスケジュール

言葉で指示して割り振る#

AIを接続していれば、「AIスケジュール」から口語でスケジューリングを任せられます。担当者や優先順位を文章で伝えるだけで割り振りが進みます。

AIスケジュールの起動
AIスケジュールの起動
自然言語での割り振り
自然言語での割り振り

提案を確認してから適用する#

チャットに指示すると、AIがガントチャートにタスクを置いた状態を見せてくれます。内容を確認し、問題なければ「適用」で確定します。いきなり反映されるわけではないので、納得してから決められます。

AI提案の確認と適用
AI提案の確認と適用

マイルストーンと自分のタスク

締め切りをラインで引く#

ガントチャートにマイルストーンを設定できます。設定するとチャート上に縦のラインが引かれ、何個でも置けます。中間の締め切りを見える形にしておくと、遅れに早く気づけます。

マイルストーンの設定
マイルストーンの設定
チャート上のマイルストーン
チャート上のマイルストーン

自分の担当だけを見る#

「自分のタスク」には、自分に割り振られたぶんだけが表示されます。全体の進行とは別に、今日やることだけを確認できます。

自分のタスク一覧
自分のタスク一覧

6作業フォルダを作る

アセットとカットの一覧ができたら、それに対応するフォルダをローカルPC上に一括で作れます。命名や階層を手で揃える必要がなくなり、どのマシンでも同じ構成になります。この操作にはデスクトップアプリとローカルエージェントが必要です。

作業ルートの指定

作業データの置き場所を決める#

「設定」のローカルマシンの項目で、作業ルートを設定します。ここがプロジェクトの作業データを保存するパスになります。

作業ルートの設定
作業ルートの設定

アセットのフォルダ作成

作業フォルダ作成を実行する#

作業ルートを設定すると、アセット画面の右上にある「作業フォルダ作成」ボタンが押せるようになります。押すとフォルダが作られます。

作業フォルダ作成ボタン
作業フォルダ作成ボタン
対象マシンと作成先の確認
対象マシンと作成先の確認

キャラクター・場所・小物ごとに揃う#

アセットの分類(キャラクター・場所・小物)に沿って、必要なフォルダが作成されます。

作成されたアセットのフォルダ
作成されたアセットのフォルダ

カットのフォルダ作成

カット番号ごとに作る#

カット画面でも同じように「作業フォルダ作成」が使えます。ショットの下に、カット番号ごとの作業フォルダが並びます。

カットの作業フォルダ作成
カットの作業フォルダ作成
カット番号ごとのフォルダ
カット番号ごとのフォルダ

わからないことがあれば

同じところでつまずいた人がいるかもしれません。コミュニティで質問したり、要望を投稿できます。

コミュニティを見る